2009年 12月 30日

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2009年 11月 21日
まだ本調子というわけではありませんが、インフルエンザ、もう大丈夫そうです。
しかし今回はやられてしまいました。 やられっぱなしもシャクなので、ブログのネタにでもしてやれ。という事です。 普段、そこまで風邪ひきやすいわけではないと思うんですが、 こういう流行りモノの大きな病気には、あっさりかかってしまいます。 何年か前の、ノロウィルスかなんかの時もひどかった、、。 下痢と嘔吐が交互に連続で迫るので、 便器の前で電磁石の如くグルグル回転して1日を終えたりしたなあ、、、。 俺の青春を返せ!(関係ないけど) ************ 今回僕が招待された、新型インフルエンザウイルスプロデュース、 「THE・地獄の晩餐会」のコースメニューはこちらです。 <前菜> まずは香ばしく乾いた咳をどうぞ。 ↓ <スープ> とめどない鼻水のスムーズな味わいをお楽しみください。 ↓ <メイン1> 悪寒からの発熱、ドラマティックなイリュージョンでアヴァンギャルドな夜を。 ↓ <ソルベ> (口直しのシャーベットね) 薬で一旦熱が下がります。 ↓ <メイン2> 激しく脈打つ頭痛のリズミカルな食感で、いわゆる一つのクライマックスへ。 ↓ <デザート> 頭痛激しすぎて、嘔吐で仕上げでございます。マドモアゼル、、、。 、、、、、、という、充実した内容でありました。 ハッキリ言って、熱があるときの方が楽でした。 元来熱に弱い僕ですが、「これくらいならなんとかなるな」と思えるほどでした。 ですが、熱が下がって安心した直後の頭痛が、嘔吐してしまうほどひどくて どんな体勢になっても、寝ても覚めても頭が痛くて、 なんだったんでしょうね、あれは。こういう症状なんでしょうか。 ******* 余談ですが、 僕は小さな頃から、病気をして寝た夜には必ず悪夢を見ます。 小さな頃の悪夢は、文で表現するのが難しいような、 具体性のない、しかしとにかく恐ろしいものが多かったのですが、 今回は 「全裸のまま四つんばいでペタペタ歩き回るオッサンに呼び止められる」 「タライくらいの大きさのゲジゲジ(虫)を捕まえる。」 と言うソフト悪夢2本立てでした。 新型インフルエンザ、まだまだ流行ってますから、皆様もくれぐれもお気をつけ下さい。 もうすぐバッチリ元気になって、 演奏がんばりますので、また聴きにきてくださいね。 よろしくお願いします。 改めまして 今回キャンセルしてしまったライブに関わった皆様。 申し訳ありませんでした。 それから、 代役を務めてくれたミュージシャンの皆様。 お見舞いのメッセージをくれた皆様。 ありがとうございました。お騒がせしました。
2009年 11月 17日
実はおとといから咳が出て、昨日からは悪寒がひどくなったので
病院に行ったら新型インフルエンザとの事でした。 4,5日は外出禁止と言われてしまったので、 18,19,20日のライブはお休みさせていただきます。 関わる方々には多大なご迷惑をお掛けします。 大変申し訳ありません。 ここ数日で僕と会った方は、特に体調管理に気をつけてください。 僕も回復に努めます。 申し訳ありません。
2009年 11月 05日
眼鏡買いたい病の発作が起きて、また買いました。
また黒いセルフレームなので、自己満足で終わりそうです。 中学、高校の時までは銀ブチ眼鏡をかけていて、 いかにも猫とか殺してそうなオーラを放っていましたが、 ![]() ←銀縁の頃の僕のイメージ(あくまでイメージね。) 高校を卒業してから、黒いセルを掛け始め、 一度だけ茶ブチに浮気した事がありましたが、 やっぱり黒いフレームが一番飽きが来ないようで、以来黒ブチを愛用しています。 共感してくれる人がどのくらいいるかはわかりませんが、 最初にセルフレームをかけた時の違和感ったらなくて、 自分には合わないものなんだと思ってました。 でも掛けているうちに、目が慣れてきて、むしろ物足りなくなってくる。 「次買うときはもうちょっとゴツくて主張のある奴買ってもいいかな、、、。」 と思い始めるのです。 買い換えた瞬間は冒険なのですが、それもそのうち目が慣れてきて、 次回はもっとゴツく、、、、 という中毒症状に陥るのです。 まぁ、僕は眼鏡が好きなんでしょう。 ツヤツヤしてて美しいカーブを描いているものを愛でるのが好きなんですね、僕は。 うん、何も言わないでいいすよ。 ![]() こんなの買いました。ゴツくてかわいいでしょ。 (みんなには変わり映えしないかもしれないけど) ![]() 歴代の眼鏡たちを見ると 年々ゴツくなっていく様子が見て取れます。 下に行くほど古いものです。 peofile写真は上から2番目のやつ。 このままゴツくなり続けたら 、、、、、 、、、、、、、 、、、、、、、、、 ![]() やっぱり行く末はティトウワか、、、。 マッチョになる計画も捨てきれてないから、 行く末は ↓ 、、、、、、、、、、 <注:未来の俺> ![]() 「これが知性と肉体を極めた人間の姿だ!」 はい。すいません。 こんな事に時間を使って何やってんだ俺は。
2009年 10月 30日
11/2(月) 柏:Nardis
田窪寛之(P) 清水昭好(Ba) 二本松義史(Dr) ※僕のリーダーライブです。まずはこちらをチェックしてくださいませ! 11/3(火) みなとみらいランドマークタワー:mangia mangia Co.ffayトリオ 11/7(土) 国分寺:ランバンブンジバー バイソン片山バンド 11/8(日) 本厚木:cabin PM6:30~ 秋山卓(Mc) 高道晴久(b) 金井洋平(ds) 田窪寛之(p) 誰でも参加できるジャムセッションのホストバンドやってます。遊びに来てください! 時間が1時間早くなりました。スタートは6時半なのでよろしくです。 11/9(月) 沼袋:OrganJazz倶楽部 宮地傑(Ts) 岸徹至(Ba) 橋本学(Dr) 田窪寛之(P) 11/11(水) みなとみらいランドマークタワー:mangia mangia Co.ffayトリオ 11/12(木) 横浜馬車道:上町63 海野俊輔(Dr) 本川悠平(Ba) 田窪寛之(P) 11/13(金) スタジオwuu open 13:30 start14:00 須賀 かおる(vo) 渡邊 恭一(ts) 池尻 洋史(b) 田村 陽介(ds) 田窪 寛之(pf) 11/14(土) 立川:立川:Jesse James 立川:Jesse James 秋元直子(Vo) 小島伸子(Vo) 小倉碧(Vo) 河原秀夫(Ba) 北澤誠(Dr) 田窪寛之(P) 11/16(月) 三軒茶屋:Obsounds 19:30~22:30 六角幸生(Vo) 田窪寛之(P) 11/18(水) 立川:Half Tone バイソン片山(Dr) James Mahone(Ts) 村田博(Ba) 田窪寛之(P) 11/19(木) 三鷹:sonid バイソン片山バンド 11/20(金) 四谷:Voice 今村健太郎(Dr) 山本調(Vo) 安田幸司(Ba) 田窪寛之(P) 11/21(水) みなとみらいランドマークタワー:mangia mangia Co.ffayトリオ 11/23(月) 吉祥寺:Starpines Cafe open 19:30 start 20:00 「Groove Addiction」 Dr…テディ / Dr…坂東慧 / Dr…今村慎太郎 ゲスト/ ハヴケイスケ 円人図 坂東バンド 11/25(水) 関内:Jazz Is 8:00pm~/10:00pm~ 田窪寛之(P) 安田幸司(Ba) 長谷川ガク(Dr) ※僕のリーダーライブです。まずはこちらをチェックしてくださいませ! 11/26(木) 町田:Nica`s 海野俊輔(ds) 岡崎正典(ts) 安田幸司(b) 田窪寛之(p) 11/27(金) 浅草:舵輪 永野寛子(Vo) 深沢晴奈(fl) 田窪寛之(P) 11/28(土) 高崎:セレンディップ 池田篤(As) 田窪寛之(P)
2009年 10月 28日
(前回までのNY滞在記の続きです。)
ニューヨークでの計画は概ね達成したので、ニューヨークに別れを告げますが、 日本に帰る前にボストンに寄り道をする事にしました。 学生時代ぶりのボストンです。 前にも書きましたがボストンに着いた日は、勇作とは会えないので、この日は独りでフラフラ散歩する事にしました。 ボストンの空気は平和です。地下鉄の駅から外に出ると、懐かしさと嬉しさが込み上げて来ました。 当時住んでいた一角を歩くと、連想ゲームのようにその時考えてた事、悩んでいた事などを克明に思い出します。 まるで記憶を一つずつ拾い上げて、手の平に乗せて、じっと見つめている様です。 僕がボストンに来たらどうしても行かなければいけなかった場所を大雑把に紹介します。 <バークリー前のダンキン> 1500回くらい行ったと思う。僕がいた頃は、乞食が夜中までずっと座っていたり、、 9.11テロの時など、フセインみたいな顔をしたモロッコ人店員が非常に喜んでおり、僕らがつい「テロ」という言葉を使った途端、「テロって言うな!ラディンは俺達のプレジデントだ!」 とマジギレ。ショッキングで想い出深い店。 今では改装されて、ちょっとオシャレな雰囲気になっていた。 しかし、無愛想なモロッコ人店員、コーヒーのまずさは健在で嬉しかった。 <バークリーのピアノ練習室> ![]() 勝手に忍びこんで練習してしまった。 もうしません。 しかし相変わらずクソみたいな弾き心地のピアノ。 (音が)抜けない、(調律が)合わない、(鍵盤が)戻らない。 このたるんだピアノに反省を促すため、 鍵盤に漬物石を置くなどの嫌がらせをしたくなってくる。 <スプリーム> ![]() 日本にもあるサブウェイの様に、ホットドッグ状のパンに牛肉やらチキンやら、野菜やらを挟んだもの。 300回くらい行った。 スプリームでは作る店員によってサンドイッチの出来が違う事から、僕は勝手に店員にニックネームを命名していました。 「黄金比」・・・・優しいヒクソン・グレイシーの様な顔をした店員で、 サンドイッチの作り方が丁寧。レタス、トマト、玉ねぎの配分が非常に僕好みだったので、 以来、この人を「黄金比」と命名した。黄金比と顔見知りになってからは、僕が注文するまえにトッピングまで憶えてくれていた。 「切り裂きジャック」・・・・人相の悪い堀部圭亮の様な顔。 写真の用に、パンの切れ込みに具を挟むわけだが、切れ込みは店員自らが包丁で切れ目を入れる。こいつが作ると、パンに勢いよく深い切れ込みを入れすぎて、食ってる最中に、パンが真っ二つに裂けて具が落ち、悲惨な事になる。だから「切り裂きジャック」。 「肝っ玉母さん」・・・・ただデブなおばさんと言うだけで命名。いつでもイカってる。 「師匠」・・・・店の中で最年長の店長。すべての技を、カンフー映画の様に「黄金比」に伝授としたと勝手に想像している。steak&eggを注文したときの卵の包み方の美しさでは、彼の右に出るものはいない。 、、、、ボストンまで来て、なんてスケールの小さい話をしているんでしょう。 しかも、店員がみんな入れ替わってしまっていて、知ってる顔はもう誰もいませんでした。 できれば「黄金比」に作ってもらいたかったのですが。 ************** 勇作がバーモントから帰ってくるまでの間、アパートの鍵を預かり泊まってましたが、 朝になり帰ってきて、今度はチャーチギグ(教会での演奏)があるというので勇作のチャーチギグについて行く事にしました。 まあ、色々興味深い事も、笑える事もたくさんあり、書きたい事はあるんですが、ニュアンスが微妙すぎて、うまい事書ける気がしないので、これは割愛します。 夜には、当時の友達でありルームメイトでもあったタケちゃんも招き、勇作と3人で晩飯を食べました。一緒にすんでいた、寝てるとネズミが枕元まで来るアパートの話で盛り上がったりしました。 久しぶりに会っても印象は変わらなくて、嬉しいものです。 それでも、タケちゃんにしろ、勇作にしろ、自分の事をちゃんとわかってる感じで、 この年齢になり、自分のライフスタイルを、きちんと自分の性格にフィットさせて、着々と歩を進めてる事を感じました。 自分を振り返ってみると、あんまりそれが出来てなさそうで、少し焦ります。 一瞬そんな事を思いつつも馬鹿話にも華が咲き、ボストンも楽しく平和に終了しました。 最後に ![]() 親友の勇作。 日本の世紀末を感じさせる様な風貌だが(地毛です)、 本当に美しい音楽センスの持ち主。そして死ぬほど不謹慎。 そこがいいところ。 今回もお世話になりました。 (あ、タケちゃんの写真撮るの忘れた。ごちそうさまでした。) 長くなりましたが、これで全編終了です。読んでくれてありがとうございました。 完
2009年 10月 24日
(滞在記4日目 前編は→コチラ)
(滞在記3日目 後編は→コチラ) (滞在記3日目 中編は→コチラ) (滞在記3日目 前編は→コチラ) (滞在記2日目は→コチラ (滞在記1日目は→コチラ) さて、大好きなスタイルを聴いて充電したので、またjazz Gallaryで変な音楽を見に行く勇気がわきました。 これはね、直前まで行くかどうか悩んでたんですよ。楽器編成を見てください。 <メンバー> Tyshawn Sorey(Dr) Ben Gerstein(Tb) Okkung Lee(Cello) Terrence Mcmanus(Gt) ドラムとトロンボーンとチェロとギターですよ。しかもドラマーがリーダー。 絶対シュールな事になるに決まってるじゃないですか。 下手したら、強烈につまらない可能性大。 でも、Tyshawnは以前、僕がマーカスギルモアにボコされた時に、彼が注目してるドラマーとして名前を挙げてたから観て見たかったのです。 youtubeの映像など、強力です。 Tyshawn Sorey(なんかすごいでしょ) ↓ Eric Reedで満足したから、多少変な音楽でも、聴きに行って悔いは残るまい、と思いさっそくjazz gallaryへ。 2セット目から聴きにいくつもりが、早く着いてしまったのですが、サービスで1セット目の途中から入れてもらえました。、、、そこで観たものは、、、 まずドラムセットがない。というか、シンバル1本とフロアタムが一つずつ、ピアノの椅子の前に置いてあるだけ。ハナからドラム叩く気がないセッティング。 tyshawnさん、ドラムでなしに、ピアノ弾いてます。 一番低い音の鍵盤を「ご~~~ん」とならして、間を空けて高い音を「キーン」と叩く。 するとトロンボーンが「ブッ」と一音吹き、チェロが「ギコギコギコ」と変な音をだす。 コレを、タップリ間を空けながら、かれこれ10分くらい繰り返してます。 しかも時々、長い楽譜を「パラッ」と、めくったりしてます。 こんなシュールな音楽を全部楽譜に書いてやってるみたいです。 やっべぇ、つまんねぇ。すげぇ帰りてぇ。 もう金払っちゃったよ、、、。 まだ2セット目始まる前から、すっかり心が折れてしまいました。 未知の音楽にも、なるべくオープンな気持ちで臨もうと思ってはいたのですが、 正直つまらないもんはつまらなかったです。(この手の音楽が好きだという人、ごめんなさい。) お客さんも静かに聴いていながらも、頭がソワソワ動いて集中してない感じでした。 まあ 2セット目は何か違う展開を用意してるかもしれないし。 しかし2セット目も容赦なく繰り広げられるシュールな展開。 相変わらずtyshawnはピアノを「ご~~~ん」と叩き、トロンボーンが「ブッ」と一音。 チェロは「ギコギコ~」 同じ事をかれこれ10分繰り返してます。 この時の気持ちを例えて言うなら、 「密室で、すげー不愉快な音のする除夜の鐘を108回聞かされねばならず、今5回目。」 って所です。 20分くらい耐えた所で、特に展開は無く、ちょっとチェロのギコギコが素早くなってきたので、たまらず外に出ました。 tyshawnにはドラム叩いて欲しかったので、残念ですが、 新しいものを創造する試行錯誤の先端を見れたという事でよかったとします。 しかしながら、この音楽をこの後一生聴けないと言われても、全然構いません。 そんな感じ。今度はドラム叩いてる所を見に行かせてもらいますね。 これにてNYは終了。ボストンの事もちょっと書こうかな。
2009年 10月 24日
(滞在記3日目 後編は→コチラ)
(滞在記3日目 中編は→コチラ) (滞在記3日目 前編は→コチラ) (滞在記2日目は→コチラ (滞在記1日目は→コチラ) 3日目の印象が強すぎて、どうも長くなってしまいましたが、4日目です。 fat catに朝までいたので、さすがに早起きはできず、昼過ぎにようやく寝床から這い出します。 自然史博物館に行こうかと地下鉄で北に向かったのですが、 なんだか面倒くさくなったので、そのままセントラルパークを散歩しました。 前日まで降っていた雨も、ようやく止んだのですが、寒いです。 ちょっと前から風邪っぽかったのですが、歩きながらハッキリと喉の痛みを感じ始めました。 ジャンクフードの食生活と不規則な生活のしわ寄せです。 一応は健康に気を遣って、毎日V8『spicy hot』飲んでたのになぁ。(3日目前編参照) と思ってまたV8を買い、フタを開けるや否や、勢いよくノドに流し込む。 「ぐはぁ!!」 辛いからノド痛に滅茶苦茶しみる!死ぬ! 「酔拳2」の中で、メタノールを飲んだ後のジャッキーチェーンの如く痙攣した後、 「なんで野菜ジュースが辛ぇんだよ馬鹿野郎!」とつぶやきましたが、 ノド痛の原因自体が、案外これだったのかもしれません。 (しかも普通の味のV8も売ってるのに、わざわざ辛いの選んでるのは僕だしね。) セントラルパークには、妙にデカくて憎たらしい顔したリスが二本足で立って手で顔をクルクル拭っていたり、 筋肉バカが己の脂肪をそぎ落とすために、この寒い中をTシャツと短パンでマラソンしてたりして、平和です。 にしても、寒い。風邪をこじらせたくないから、今夜のライブ鑑賞に備えて帰って、休む事にしました。 この日は、まずはSMOKEと言うお店にEric Reedカルテットを観にいきました。今まで観た中で一番有名人です。 <メンバー> Eric Reed(P) Seamus Blake(Ts) Barak Mori(Ba) Mcclenty Hunter(Dr) もう、文句なしにかっこよかった。この日はセロニアスモンクの誕生日(10/10)が近かったので、モンク特集のライブでした。 やはりEric Reedは圧倒的です。 ボリューム感、繊細さ、オシャレさ、男らしさ、いろいろ内包してて、泥臭くてハンサムなピアノを弾きます。もう、最高です。 NYに来てからと言うもの、色々変な音楽を聴いていた中、初めての「ド真ん中正統派」なスタイルを聴いたので、非常に心身が安定しました(笑)。 まあ、そういう狙いで予定を組んどいたのですが。 Barak Moriという白人の、ベーシストもとっても良かったです。 見た目はとても細くて、「心優しいカマキリ」みたいな風貌をしてますが、 力強くてスピードが速く、しかも出してる空気が楽しげで愛情があるベースラインを弾いてます。一緒に弾いたら楽しいだろうなぁ、と感じました。 ドラムのMcclenty Hunterも無理ヤリにドゴボゴ叩く事はせず、力強くもスマートな演奏にすごく音楽を感じました。おかげでバンドがよく締まってました。 Seamus Blakeは滅茶苦茶上手く、リズムがパキっとして気持ちいいし、美しいメロディを奏でるし、バンドで何が起こっても無敵で超かっこいいです。 ですがSmallsのジャムセッションで激ウマのホーン奏者が沢山いたから、あの中で吹いたら案外この人も埋もれてしまうかもなぁ、と思ったりしました。 <おまけ写真> ![]() アメリカのダメな食文化を代表する具なしピザ。 非常に脂っぽく、モノによっては紙皿が脂で透けて、テーブルにピザの脂シルエットが残るほど。 山岡屋を常食し、こないだラーメン二郎を食いきった俺は、1週間こいつにも負けなかった。 でも1年これだと確実に負ける。
2009年 10月 23日
(滞在記3日目 中編は→コチラ)
(滞在記3日目 前編は→コチラ) (滞在記2日目は→コチラ (滞在記1日目は→コチラ) 「木曜のfat catはヤバいよ」 という情報をゲットしていたので、smallsを後にし、fat catを覗きに行きます。 この界隈はライブハウスが密集してるので、簡単にハシゴが出来、 暇つぶしに歩けば、なにかしら演奏は見れるという場所です。 smallsと目と鼻の先、地下に潜る階段を降り、fat catに入ります。奥から演奏している音が漏れています。 、、、、、暗い。 嫌~な感じに暗い店です。ビリヤード台がたくさんあって、 若者が酒を飲んでたむろっているので、 ぬるま湯で育った僕にはちょっと居心地のよくない空気ですが、 演奏をやってるステージ(?)を見つけて、目の前に座りました。 演奏しているのは、全員黒人ですが、なんかしょっぱなから演奏がエラい事になってます。 60年代コルトレーンみたいなドロドロにエグい音楽がテンションmaxの状態で演奏されてます。カオスです。 ドラマーは2m程もありそうな大男がパワー全開でブッ叩いているので、ドラムのキャパを越えた音がしてます。叩いてる事がエグい。(後で下の映像をご覧下さい) ベースの人は比較的静かなオーラでタイトにドラマーの必殺技を処理してますが、音はドシンドシンと、かなりエグい。 今、アルトを吹いてるドレッドの黒人(女性だけど、その時は女性とわからなかった)が 僕が入るなり、にわとりの卵ほどもありそうな大きな目を見開いて、 5分間一度も目をそらさず、殺気を感じさせるような目で僕を睨み付けながら演奏をしました。 なぜあんなに睨まれてたのか解りませんが、僕は尿意を催すくらいビビリつつも、あまりの演奏のブッ飛び加減に見とれていました。 なんだか地獄でも見ているような感覚でした。 実はそのとき、ベースの安田さんも一緒にいて、二人とも睨まれてた事を意識していたので 「ねぇ、なんかすごく怖いよ、、、。」と、ふたりで小動物の様に震えていました。 そのアルトの人がソロを終えると、トランペッターが入ってきます。 このトランペッターも圧倒的パワーで、超ハイノートヒッターで激ウマです。 目を点にして聴いていると、彼らはどうやら決まった曲を演奏していないようなのです。 ソリストが変わるたびに、コードチェンジもリズムも、グチャグチャに変わるし、下手したらリズムも全く無くなってしまう様な、フリージャズのセッションをしているらしいのです。 なのに、代わる代わる入ってくるホーンプレイヤーは、当たり前の顔でそこに飛び込んで、これがまた信じられないくらい、全員スムーズに音楽を成立させて流れを止めず、絶えず何かを生み出していました。 ベーシストが、かなり流れをリードしてた様な印象を受けました。 最近のNYスタイルの代名詞、Robert Glasperや 話題に上り始めてるVijay Iyerの変態プレイとか もっと言えば、これまでの革新的なジャズのスタイルはこういう遊びの中で生まれてきたんじゃないかなぁと、ジャズの歴史を見てるような気分になりました。大げさかな。 で、いつの間にか、トランペッターのRoy Hargroveが吹いてます。3mの目の前で。 特に聴きに来てる客もいないし、周りのミュージシャンも特にはしゃぐ様子もなく、自然に演奏していました。、、、、これがNYの日常なんでしょうか。 それから出てくるわ出てくるわ。化け物プレイヤーがゾロゾロと。 15,6歳のガキが死ぬほど上手かったり、化け物の群れを見てるうち、だんだん感覚が麻痺してきて 化け物の中でも目立たない奴が出てきてました。もうなんだかわかりません。 でも、一人一人みたら、全員が話のタネになるくらいすごかったんですよ。 黒人だけの集まりは、とてもブラザー感が強く、僕はヘタレてしまい、その中に入っていける勇気が湧きませんでした。 それでも、せめて名前は聞きたいと思ったので、最初にドラムを叩いていた大男のドラマーが独りになった所を見計らって名前を聞くと うつろな目をしながら、低い声で「ズームー」と返事が返ってきました。変わった名前だなと思いました。 ここらでギグはやってるんですか?と聞くと 「10月28日、〇〇ストリート(失念)にある、××って店で、、そうだ、、俺の名詞を渡す、、、」 、、と、かなりろれつの回らない喋り方で自分のポケットをまさぐり、ノロノロと名詞を探しますが、 地下鉄のカードやガムの包みやら、レシートやらをボトボト床に落とした挙句 「ない、、、、。」 、、、やっぱり微妙にキマッちゃってる感じです。 なので、紙に名前を書いてもらう事にしました。 Jeremy `Bean` Clemons と言う人でした。 「ズームー」はろれつが回らない「ジェレミー」だった様です。 どうやらR&Bっぽい音楽をメインに活動してる人っぽいですが、 スイングも凄かったです。 それからベーシストはJoe Sandersと言う人。こちらは名前が時々露出してる気がします。 あとの人たちも名前が知りたかったなあ、、、。マゴマゴしてちょっとチャンスを逃してしまった。 当面の目標は、あの中に飛び込んでセッションに参加する。そう決めました。 また行くぞ、NY! Roy Hargroveは、その後、朝の5時まで目の前で吹き続け、 誰かが曲を知らなくても、コードを丁寧に教えるなど、常に紳士然とふるまっていました。 <おまけ映像> Jeremy`Bean` Clemonsさん fat catに入ったら、真っ暗な場所で、 全員こんな勢いでエグかった。もうちょっとジャズでしたが。 恐ろしかった~、、、。 (この映像は全く違う場所でのライブのものです。)
2009年 10月 23日
(滞在記3日目 前編は→コチラ)
(滞在記2日目は→コチラ (滞在記1日目は→コチラ) さて、Jazz Gallaryでそこそこ満足した所で、smallsのジャムセッションを覗きに行きます。 ここでは打って変わって、ホストバンドは全員が硬派なビバップミュージシャン。逆に新鮮でした。 ですが、スタンダードなどあまり演奏せず、誰かがスタンダードの曲をもじったようなビバップの曲ばかり演奏していて、これはこれで相当マニアックです。コード進行はスタンダードだけど、メロディは聞いた事がない、という曲ばかり。 はあ、、、、全方向に修行が足らないすね。僕は。 せっかくだからジャムセッションに参加しようと意気込んでいたのですが、 夜11時くらいから居るのに、1時くらいまでずっとホストバンドの演奏が続き、なかなかセッションにならない。 「いつまで弾いてやがんだ、早くやらせろ、この野郎、、、」 フリスビーを催促するフリスビー犬の様にイライラし始めた頃 ようやく1時半くらいにセッションがボチボチ始まったのだけど、 10数名のホーンプレイヤー達が、俺の出番は今か今かと、炊き出しを待つ列の如くステージ脇にズラーと並んでスタンバイしてるありさまで、1曲の中でその人数全員が長いソロを吹くから、1曲終えるのに4,50分かかるテイタラク。 しかし、全員もれなく、化け物級に上手い。ありえないくらい全員死ぬほど上手い。 ブランフォードの様なオシャレなプレイを眉一つ動かさないでこなすちっちゃい黒人や、 超々超絶技巧でマシンガンの様なプレイを5分間続ける変態イタリア野郎とか、 世界の広さを観ました。本当に一人一人、有名なスタープレイヤーと比べても遜色のない無名ミュージシャンです。しかし全員ソロ長いからすこしウザくなってきた。 口を開けたまま、ボケーっと眺めていると、ボロっちい格好をした汚いおっさんがニヤニヤしながら近づいてきました。なんとなく嫌な予感がします。 案の定話しかけてきました。でもこちらに返事を求めるでもなく、一方的に何か喋っている。 英語がよく聞き取れないが、ニヤニヤしたまま喋り続ける感じがキチガイっぽい。 最後に聞き取れた彼の結論は 「なぜなら、チャーリーパーカーはインディアンだからだ。」 だったので、キチガイに認定。面倒だったので無視しました。 しばらく眺めていたsmallsのジャムセッション。これはこれで面白いのですが、 これでは死ぬまで出番が回ってこないと見切りをつけfat catへ偵察に行く事にしました。。 さて、このfat cat。 今回の旅の一番大きな衝撃でした。僕の下手な文章で伝えられる気がしませんが。 <おまけ写真> ![]() 泊まっていた場所の比較的近所。 マンハッタンはどこを歩いても空が狭い。 今回は1週間の旅だったけど、 もし住んでいたら、 気持ちが磨り減った時にリフレッシュするのも相当大変なんじゃないかと思う。
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