自分のルーツを辿る旅をしてきました。
2014年 05月 12日
先日8日と9日、休みをとって両親と四国へ旅行に行ってきました。
以前少しだけ書いたかも知れませんが、
関東ではあまり目にしない「田窪」と言う姓は、愛媛県の苗字だそうで
父からは、四国に田窪の本家があることを話だけは聞いていたものの、
四国で生まれた祖父は、僕が生まれる前にはもう亡くなっていましたから、
なかなか四国まで足を運ぶ機会も無く、
漠然と頭にその風景を思い描くだけでした。
去年、偶然モンキーさんのツアーで四国初上陸を果たせましたが、
本家のある今治(ツアーでも行けてなかった)に行って、
自分のルーツや、風景を見てみたり、
会った事のない親戚に会ってみたい気持ちが年々大きくなり
今回やっと親子水入らずで行ってきたのです。
どうでもいい話ですが、
ほんの数日前、熊本に住む兄貴が、
兄貴は兄貴で勝手に思い立って、四国の本家をバイクで訪れたそうで、
兄弟揃って考える事やタイミングが似てるんだなぁと感心しました。
全くのプライベートな旅行なので、
書いても仕方ないのですが、
楽しかったのでハイライトをシェアしたいと思います。
<松山へ>
↑母が道後温泉を見てみたいって事で
僕はこないだツアーで来たけどもう一度。
しかし僕と同じで風呂が好きでない父。
って事で、入浴せず皇室の方々が利用する浴室や、
夏目漱石ゆかりの間(?)を見学するのみ。
個人的には僕も入浴より見学の方が楽しかった(笑)。
↓松山城の天守閣から臨む松山市街。
↓松山城は随分高い所に建っているので
ロープウェイか、ご覧の通りリフトで昇降します。これが最高に気持ちいい!
↓甲冑を試着できますコーナー。
世界最弱の兵士。ブログのネタくらいのつもりだったけど、
32にもなって母親に甲冑着るのを手伝ってもらい、
写真まで撮ってもらうこの状況が、途中から死ぬほど恥ずかしくなった。
即、戦死すべし。
↓名物のじゃこ天屋さんにて
母が出てくるのを待つmyファザー。
↓その場で揚げたてをいただけます。
プリっとした食感に、チョリっと骨の歯ごたえ。
シンプルな塩味が美味しい!
↓松山から25分ほど電車に揺られると、
田窪駅がある!記念に独りで行ってみた。
しかし読み方は「タノクボ」だった(笑)。惜しい!
↓名物だと言う宇和島の鯛飯をいただいた。
だし醤油と卵を鯛の刺身に絡めご飯に乗せて食べます。
こちらで刺身を食べると、まず醤油の甘さに「おっ!」となります。
好みは人それぞれみたいですが、僕はどちらも大好き。
<二日目の今治>
↓やっと訪れた田窪本家。もともと海の近くにあった家をこの場所に移築したのが
明治37年(1904年)。そこから数えても築110年!
そして、近所は親戚でもないのに田窪さんだらけ。
まさにミラクル。
父の従兄弟のアキオさんが写真などをひっぱり出してくれながら、
ご先祖の話、近所の昔の風景の話などしてくれました。
初めて見る曽祖父母(ひいおじいさん、おばあさん)の顔も、
1枚だけ残っていた高祖父(って言うんですね。ひいひいおじいさん)の写真の顔も
顔立ちにしっかり僕らと同じ特徴があって、確かな繋がりを感じられました。
ご先祖様に恥じぬよう生きて行きたいなと、気が引き締まった思いではありますが、
もう充分恥かもしれません(笑)。ご先祖様、すみません。
↓アキオさんが連れてきてくれた絶景スポット。
来島海峡大橋と四国の島々。
本当に美しい景色です。写真じゃ1ミリも伝わらないなぁ。
↓今治城。海沿いに建ってて、
お堀の水は海から直接海水を引っ張っているという珍しいお城です。
つまり中で泳いでいる魚は海水魚(笑)。
とても有意義な1泊2日でした。
最後に、父とアキオさんの会話で印象に残ったものがありました。
父「我々だって孫か、その後の代には、すっかり忘れ去られていくもんなんだよね。」
アキオさん「うちは直系だけど、あまり家系の話ばかりされるのも辛気臭い時がある。
生きている代が幸せにしていれば、それでいいとも思うんだよね。」
まさに諸行無常です。
僕はとりあえずこんな仕事をしてますから、
今を楽しんで生きている事だけには割と自信があります(笑)。
ですが、やっぱり自分が生まれるに至るまでに歴史があって、
苗字だけでなくて、容姿から性格から、遺伝子レベルで受け継がれているものがあって、
今、自分が存在してるんだと実感する事ができました。
アキオさんの言うとおり、生きている代が幸せになれたらいいのですが、
自分の根っこをしっかり張って、受け継がれた人生を大切に生きたい気持ちになりました。
と、いう事で、しばらくぶりの家族旅行でしたし、
とても楽しく有意義な旅行になりました。
おしまい。
以前少しだけ書いたかも知れませんが、
関東ではあまり目にしない「田窪」と言う姓は、愛媛県の苗字だそうで
父からは、四国に田窪の本家があることを話だけは聞いていたものの、
四国で生まれた祖父は、僕が生まれる前にはもう亡くなっていましたから、
なかなか四国まで足を運ぶ機会も無く、
漠然と頭にその風景を思い描くだけでした。
去年、偶然モンキーさんのツアーで四国初上陸を果たせましたが、
本家のある今治(ツアーでも行けてなかった)に行って、
自分のルーツや、風景を見てみたり、
会った事のない親戚に会ってみたい気持ちが年々大きくなり
今回やっと親子水入らずで行ってきたのです。
どうでもいい話ですが、
ほんの数日前、熊本に住む兄貴が、
兄貴は兄貴で勝手に思い立って、四国の本家をバイクで訪れたそうで、
兄弟揃って考える事やタイミングが似てるんだなぁと感心しました。
全くのプライベートな旅行なので、
書いても仕方ないのですが、
楽しかったのでハイライトをシェアしたいと思います。
<松山へ>
↑母が道後温泉を見てみたいって事で
僕はこないだツアーで来たけどもう一度。
しかし僕と同じで風呂が好きでない父。
って事で、入浴せず皇室の方々が利用する浴室や、
夏目漱石ゆかりの間(?)を見学するのみ。
個人的には僕も入浴より見学の方が楽しかった(笑)。
↓松山城の天守閣から臨む松山市街。
↓松山城は随分高い所に建っているので
ロープウェイか、ご覧の通りリフトで昇降します。これが最高に気持ちいい!
↓甲冑を試着できますコーナー。
世界最弱の兵士。ブログのネタくらいのつもりだったけど、
32にもなって母親に甲冑着るのを手伝ってもらい、
写真まで撮ってもらうこの状況が、途中から死ぬほど恥ずかしくなった。
即、戦死すべし。
↓名物のじゃこ天屋さんにて
母が出てくるのを待つmyファザー。
↓その場で揚げたてをいただけます。
プリっとした食感に、チョリっと骨の歯ごたえ。
シンプルな塩味が美味しい!
↓松山から25分ほど電車に揺られると、
田窪駅がある!記念に独りで行ってみた。
しかし読み方は「タノクボ」だった(笑)。惜しい!
↓名物だと言う宇和島の鯛飯をいただいた。
だし醤油と卵を鯛の刺身に絡めご飯に乗せて食べます。
こちらで刺身を食べると、まず醤油の甘さに「おっ!」となります。
好みは人それぞれみたいですが、僕はどちらも大好き。
<二日目の今治>
↓やっと訪れた田窪本家。もともと海の近くにあった家をこの場所に移築したのが
明治37年(1904年)。そこから数えても築110年!
そして、近所は親戚でもないのに田窪さんだらけ。
まさにミラクル。
父の従兄弟のアキオさんが写真などをひっぱり出してくれながら、
ご先祖の話、近所の昔の風景の話などしてくれました。
初めて見る曽祖父母(ひいおじいさん、おばあさん)の顔も、
1枚だけ残っていた高祖父(って言うんですね。ひいひいおじいさん)の写真の顔も
顔立ちにしっかり僕らと同じ特徴があって、確かな繋がりを感じられました。
ご先祖様に恥じぬよう生きて行きたいなと、気が引き締まった思いではありますが、
もう充分恥かもしれません(笑)。ご先祖様、すみません。
↓アキオさんが連れてきてくれた絶景スポット。
来島海峡大橋と四国の島々。
本当に美しい景色です。写真じゃ1ミリも伝わらないなぁ。
↓今治城。海沿いに建ってて、
お堀の水は海から直接海水を引っ張っているという珍しいお城です。
つまり中で泳いでいる魚は海水魚(笑)。
とても有意義な1泊2日でした。
最後に、父とアキオさんの会話で印象に残ったものがありました。
父「我々だって孫か、その後の代には、すっかり忘れ去られていくもんなんだよね。」
アキオさん「うちは直系だけど、あまり家系の話ばかりされるのも辛気臭い時がある。
生きている代が幸せにしていれば、それでいいとも思うんだよね。」
まさに諸行無常です。
僕はとりあえずこんな仕事をしてますから、
今を楽しんで生きている事だけには割と自信があります(笑)。
ですが、やっぱり自分が生まれるに至るまでに歴史があって、
苗字だけでなくて、容姿から性格から、遺伝子レベルで受け継がれているものがあって、
今、自分が存在してるんだと実感する事ができました。
アキオさんの言うとおり、生きている代が幸せになれたらいいのですが、
自分の根っこをしっかり張って、受け継がれた人生を大切に生きたい気持ちになりました。
と、いう事で、しばらくぶりの家族旅行でしたし、
とても楽しく有意義な旅行になりました。
おしまい。
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yuka☆
at 2014-05-13 20:09
x
田窪センセ
素敵な旅行 できて、なんだか
おめでとうございます!
ロープーウェイ好き!
宇和島のジャコ天大好き!
いい話だった。
写真も、アレ 最高w 夢にでてきそうです!
またピアニスト以外の話も
楽しみに待ってますね
素敵な旅行 できて、なんだか
おめでとうございます!
ロープーウェイ好き!
宇和島のジャコ天大好き!
いい話だった。
写真も、アレ 最高w 夢にでてきそうです!
またピアニスト以外の話も
楽しみに待ってますね
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Shino
at 2014-05-14 04:36
x
素晴らしい旅‼︎
田窪本家良い感じ〜柱とか中を見てみたいです!
田窪本家良い感じ〜柱とか中を見てみたいです!
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keiko
at 2014-05-15 00:08
x
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by
Norico
at 2014-05-16 17:06
x
JJMではせっかく岡山に来てくださっていたのに、聴きに行けなくて…悔しがりながらブログを拝読しておりました。
愛媛!!私は大学の4年間松山で過ごしたので、とても懐かしく、思わずコメント(笑)
穏やかな気候で、人もあたたかく、なんだか愛おしくなるような…いい思い出がいっぱいの街です。
鯛飯や道後温泉、松山城…もう何年もご無沙汰していますが。
素敵な旅のレポート、ありがとうございました!
愛媛!!私は大学の4年間松山で過ごしたので、とても懐かしく、思わずコメント(笑)
穏やかな気候で、人もあたたかく、なんだか愛おしくなるような…いい思い出がいっぱいの街です。
鯛飯や道後温泉、松山城…もう何年もご無沙汰していますが。
素敵な旅のレポート、ありがとうございました!
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さやか
at 2014-05-17 16:28
x
家族旅行、いいですね!ご両親も嬉しかったでしょうね。
心温まりました。
ところで、今夜の長岡は亡き大好きな祖父母の住んでいた街です。
しばらく行っていませんが、街の雰囲気が変わっていないといいな。
心温まりました。
ところで、今夜の長岡は亡き大好きな祖父母の住んでいた街です。
しばらく行っていませんが、街の雰囲気が変わっていないといいな。
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hirotakubow at 2014-05-18 17:35
>yukaさん
おー、行ったことあるんですか?
食べ物も風景も、それから親戚と会えて充実の旅でした。
もともとほとんど音楽と関係ない日記ばかりですけどね。
>shinoさん
上がると格好いい家でしたよ。
大きな梁や精巧に手彫りで装飾された欄間(らんま)とか、かっこよかったです。
>keikoさん
そうなんですね。四国の高松で演奏の機会があればいいなあ。
四国は瀬戸内海も、街の雰囲気も他にない独特な雰囲気があって美しいですよね。
おー、行ったことあるんですか?
食べ物も風景も、それから親戚と会えて充実の旅でした。
もともとほとんど音楽と関係ない日記ばかりですけどね。
>shinoさん
上がると格好いい家でしたよ。
大きな梁や精巧に手彫りで装飾された欄間(らんま)とか、かっこよかったです。
>keikoさん
そうなんですね。四国の高松で演奏の機会があればいいなあ。
四国は瀬戸内海も、街の雰囲気も他にない独特な雰囲気があって美しいですよね。
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hirotakubow at 2014-05-18 17:44
>Norikoさん
JJMではしょっちゅう旅をしてますから、
またいつでもきてくださいね。
松山、今回は楽しみ尽くしましたが、いいところで大学生活を送りましたね。
風情がありながらほどよく栄えてて、いい所でしたね。
>さやかさん
はい、両親も楽しんでくれてたみたいです。
長岡は初めて行きました。
長居はしてませんが、へぎ蕎麦が本当に美味しかったです。
JJMではしょっちゅう旅をしてますから、
またいつでもきてくださいね。
松山、今回は楽しみ尽くしましたが、いいところで大学生活を送りましたね。
風情がありながらほどよく栄えてて、いい所でしたね。
>さやかさん
はい、両親も楽しんでくれてたみたいです。
長岡は初めて行きました。
長居はしてませんが、へぎ蕎麦が本当に美味しかったです。
by hirotakubow
| 2014-05-12 18:05
| ESSAY
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Comments(7)