おぬきのりこさんのレコーディングをしてました。

昨日、おととい、ボーカリストおぬきのりこさんのレコーデイングをしていました。

最近演奏してる谷口英治さんのカルテット丸ごと(+ギターの有田さん)
がメンバーとして参加しているので、

とてもリラックスした雰囲気の中、
英治さんのアレンジで、ド真ん中なジャズのレコーディング、
こいつは楽しかったってわけですよ。

とはいえ、録音中はどうしても緊張してしまいます。
ちょっとしたミスならいいのですが、ミスを意識したりして演奏が硬くなるのはよくありません。

ライブ通りに弾ければ最高ですが、
やっぱりライブをこなす数に対して、レコの数は少ないので単純に慣れの差もあるし、
記録に残るという事や、共演者の音をヘッドホンのみで聴くって言うことは
ライブとは大分状況が違うし、自分のミスが作業の流れに影響するとなると、
なかなかのプレッシャーです。

休憩中、おぬきさんが話してくれて、とても納得しましたが
やっぱり目の前に聴いてくれるお客さんがいると、
お客さんに向かって演奏するものみたいで、

僕は例えお客さんがゼロでも、関係なく楽しく弾いているつもりでしたが、
それでも、実際は共演者に聴いてもらうよう発信しながら弾いていたのです。
(まぁ、部屋で本当に一人で弾いてもスゲー楽しいけどね。)

レコのスタジオではミュージシャン一人一人がブースで隔離されていて、
なんだか本当に一人、離れ小島にいる気分です。

そこで自分の仕事を過剰に意識してプレッシャーも感じやすく、
「うまくやろう、やらなくては」という気持ちになりがちで、緊張してたんだなぁ、と
改めて気付きました。

ブースの中には自分ひとりしかいないけど、どこかの誰かに聴いてもらう、

一度そういう気持ちに持っていければ、リズムも伸び伸びするし、演奏はよくなりますが、
難しい曲では、やはり緊張する局面もあったり、また楽しくなったり、
気持ちのせめぎ合いでした。

僕はジャズの演奏なら、弾く事をあらかじめ決めてかからず、
その時思いついた事を音にしたいと思うので、

とにかく気持ちを落ち着かせ、リラックスする事が最優先事項で、
その瞬間瞬間で聴こえる事に集中しなければいけません。

メンタルな部分の影響で、調子が良かったり、空振りしたりの差が僕は大きいので、
大事な課題です。


今回のレコでの気付きは良いヒントになりました。

また勉強になりました。

音源できたら聴いてね。
Commented by tomomi at 2012-05-21 14:07 x
聴きまーす!

レコーディングおつかれさまでした。
Commented by hirotakubow at 2012-05-21 17:47
>tomomiさん
ありがとうございます。
まだ音源聴いてませんが、多分結構素敵だったと思いますよ。
by hirotakubow | 2012-05-18 01:20 | ESSAY | Comments(2)

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