Chick Corea逝去
2021年 02月 12日
今日、ニュースでChick Coreaの訃報を知りました。
訃報の知らせにもなんだか慣れてしまっているのが嫌ですが、今回のニュースはちょっとキツい。残念です。
ジャズが好きになった高校生の頃から、その瑞々しくて輝くようなタッチや、ドラマチックな楽曲の虜でした。
時代によって作風が全然違うんですけど、アコースティックなものからエレクトリックなものまで、すこし難解なフリーのものからポップなものまで全部好きでした。
Bill Evansが僕にとって初めて認識したジャズという音楽でしたが、Chick Coreaはジャズという音楽の自由さ、プレイヤーの個性を楽しめる音楽だという事を教えてもらったアーティストです。
その一聴してわかる強烈な個性と美しいメロディセンスやリズムのキレは唯一無二で、革新的なアイディアで満ちているのに、その音楽性の幅広さや包容力のおかげで、耳にはいつでも新鮮なのに自然に体に入る音楽でもありました。多くの人を魅了するのも納得で、僕も長年のファンでした。音楽の神の一人だと思ってますよ。
死因はガンとの事でしたが、最近まで動画を配信してキレのいい演奏を聴かせてくれて、まだまだ現役バリバリだと思っていたので、あまりに突然の知らせにびっくりしました。悲しいですね。
ご冥福をお祈りします。
by hirotakubow
| 2021-02-12 12:09
| ESSAY
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