歯車
2024年 04月 22日
先日、テレビを見ていると、キラキラモヤモヤとした小さな七色の光が視界の中に見えて、どうもその部分だけ見えにくい気がしました。
以前、何故か眼圧が上がってしまった事があって、その時には電灯の光などを見た時に、光源を囲むように虹色の輪っかが見えた事があったので
また眼科に行かなければ、と思ったのですが
七色の光はだんだん大きく視界を遮ってきて、手で片目を塞いでも、目をつぶっても、瞼の裏にもキラキラとパチンコ屋のネオンの様に賑やかに光っているので
流石に不気味になり、ネットで症状を調べた上、病院にも行きました。
どうやら片頭痛の前兆症状らしく(閃輝暗点と呼ぶそうです)、片頭痛持ちの人の何割かは見る事があるとの事でした。
僕は片頭痛持ちでは無いつもりでしたが、程なくして本当に頭痛が来ました。
お医者さんによると、睡眠不足も原因になりやすいとのことで、まさに自分もこの時は睡眠不足だったり、色々と症状を誘発する条件がピッタリ当てはまりました。
念の為MRIを撮っても、幸い脳に異常はなく、やはり単なる片頭痛だろうという事で、ひと安心しました。
その後もう一度だけ、就寝前に閃輝暗点があったので、今度は目をつぶって冷静に観察してみました。
初めは豆粒くらいの大きさのモヤモヤした光が少しずつ大きくなって、左右1つずつに増え、視界全体に広がり、よく見ると光の輪郭はギザギザしていて、全体が波打つように動いて、20分ほどで消えました。
ハッと、大学時代に読んだ芥川龍之介の「歯車」と言う作品を思い出しました。
晩年、彼が統合失調症を患って自殺する直前に書いた作品で、
以前、何故か眼圧が上がってしまった事があって、その時には電灯の光などを見た時に、光源を囲むように虹色の輪っかが見えた事があったので
また眼科に行かなければ、と思ったのですが
七色の光はだんだん大きく視界を遮ってきて、手で片目を塞いでも、目をつぶっても、瞼の裏にもキラキラとパチンコ屋のネオンの様に賑やかに光っているので
流石に不気味になり、ネットで症状を調べた上、病院にも行きました。
どうやら片頭痛の前兆症状らしく(閃輝暗点と呼ぶそうです)、片頭痛持ちの人の何割かは見る事があるとの事でした。
僕は片頭痛持ちでは無いつもりでしたが、程なくして本当に頭痛が来ました。
お医者さんによると、睡眠不足も原因になりやすいとのことで、まさに自分もこの時は睡眠不足だったり、色々と症状を誘発する条件がピッタリ当てはまりました。
念の為MRIを撮っても、幸い脳に異常はなく、やはり単なる片頭痛だろうという事で、ひと安心しました。
その後もう一度だけ、就寝前に閃輝暗点があったので、今度は目をつぶって冷静に観察してみました。
初めは豆粒くらいの大きさのモヤモヤした光が少しずつ大きくなって、左右1つずつに増え、視界全体に広がり、よく見ると光の輪郭はギザギザしていて、全体が波打つように動いて、20分ほどで消えました。
ハッと、大学時代に読んだ芥川龍之介の「歯車」と言う作品を思い出しました。
晩年、彼が統合失調症を患って自殺する直前に書いた作品で、
目にするもの全てを、自分に対する悪意や不吉なメッセージと捉えてこだわってしまう「関係妄想」に苦しみ続けると言う暗い話です。
ほぼノンフィクションだと思われます。
主人公の彼が、得体の知れない不安に苛まれる中で、視界の中に半透明の歯車の幻覚が見えるシーンが何度も出てきます。
その歯車は視界の中で回りだし、数を増やしますが、少し経つと消え、その後は決まって頭痛が来るのでした。
きっと片頭痛の前兆症状だったのでしょう。
僕が見たギザギザした光も、動めくサマは歯車と言われれば歯車と言える物でした。
作中では、彼の母親が早発性痴呆(現代で言う統合失調症)を患い、その症状が自分に遺伝する事を恐れていました。
当時は閃輝暗点という病名も診断もなかったので、この歯車が精神病由来の幻覚だと思い、「愈(いよいよ)最期の時の近づいた事を恐れ」と綴っています。
当時正しい診断を受けて、心配が和らいだら、ひょっとしたら芥川龍之介の死も少しは先延ばしできたのかもしれませんね。
しかしそうなっては、この作品は生まれなかったわけですから、難しいところです。
もちろん僕の方には 妄想も不安もないし(経済的な不安は尽きませんが 笑)、
その後よく寝たら頭痛もすっかり治りました。
少し不謹慎ではありますが、芥川龍之介が描写した「歯車」を実際にこの目で見る事ができ、
しかもそれが、読んでいた当時の想像と違って七色だったのは面白い発見でした。
全体的に心配をおかけしそうな文ですが、
僕は本当に元気です。
ご安心下さい(笑)。
でも睡眠はちゃんと取るようにします。
ほぼノンフィクションだと思われます。
主人公の彼が、得体の知れない不安に苛まれる中で、視界の中に半透明の歯車の幻覚が見えるシーンが何度も出てきます。
その歯車は視界の中で回りだし、数を増やしますが、少し経つと消え、その後は決まって頭痛が来るのでした。
きっと片頭痛の前兆症状だったのでしょう。
僕が見たギザギザした光も、動めくサマは歯車と言われれば歯車と言える物でした。
作中では、彼の母親が早発性痴呆(現代で言う統合失調症)を患い、その症状が自分に遺伝する事を恐れていました。
当時は閃輝暗点という病名も診断もなかったので、この歯車が精神病由来の幻覚だと思い、「愈(いよいよ)最期の時の近づいた事を恐れ」と綴っています。
当時正しい診断を受けて、心配が和らいだら、ひょっとしたら芥川龍之介の死も少しは先延ばしできたのかもしれませんね。
しかしそうなっては、この作品は生まれなかったわけですから、難しいところです。
もちろん僕の方には 妄想も不安もないし(経済的な不安は尽きませんが 笑)、
その後よく寝たら頭痛もすっかり治りました。
少し不謹慎ではありますが、芥川龍之介が描写した「歯車」を実際にこの目で見る事ができ、
しかもそれが、読んでいた当時の想像と違って七色だったのは面白い発見でした。
全体的に心配をおかけしそうな文ですが、
僕は本当に元気です。
ご安心下さい(笑)。
でも睡眠はちゃんと取るようにします。
それは、驚きましたね。
脳が疲れていたのでしょうね。
お忙しい毎日、どうかくれぐれもお大事になさってくださいね☺️
脳が疲れていたのでしょうね。
お忙しい毎日、どうかくれぐれもお大事になさってくださいね☺️
1
まずはお体に異常がなかったということで、本当に良かったですね^^
私もまったく同じ経験を2回しています。
初めて閃輝暗点が訪れた時には、「今日の自分はどうしちゃったんだろう!?」と不安になりながらも、白いモヤモヤ→キラキラしながら広がっていく虹色の世界が幻想的で美しくて見とれてしまいました。
(その後、強烈な頭痛と吐き気が来て、二度驚きました・・・。)
なお、私はカラーで見えるのですが、友人は白黒で見えるそうで、お互いにびっくりしました。
こういった話題(病気など)は不謹慎と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっても閃輝暗点はかなりインパクトのある体験でしたし、ひとくくりに「閃輝暗点」と言っても人それぞれのようです。
率直に自分の経験・考えを周りの方とシェアできるって良いなと思いながら、田窪さんのお話を興味深く拝読しました。(芥川龍之介にもそんな環境があれば、違った人生になっていたかもしれません。)
これからも日々の出来事を読ませていただくのを楽しみにしています!!
私もまったく同じ経験を2回しています。
初めて閃輝暗点が訪れた時には、「今日の自分はどうしちゃったんだろう!?」と不安になりながらも、白いモヤモヤ→キラキラしながら広がっていく虹色の世界が幻想的で美しくて見とれてしまいました。
(その後、強烈な頭痛と吐き気が来て、二度驚きました・・・。)
なお、私はカラーで見えるのですが、友人は白黒で見えるそうで、お互いにびっくりしました。
こういった話題(病気など)は不謹慎と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっても閃輝暗点はかなりインパクトのある体験でしたし、ひとくくりに「閃輝暗点」と言っても人それぞれのようです。
率直に自分の経験・考えを周りの方とシェアできるって良いなと思いながら、田窪さんのお話を興味深く拝読しました。(芥川龍之介にもそんな環境があれば、違った人生になっていたかもしれません。)
これからも日々の出来事を読ませていただくのを楽しみにしています!!
>juneさん
閃輝暗点の経験がおありですか。
カラーなのは僕と同じですが、白黒の方もいらっしゃるのですね。
そうですね、身近に同じ症状の人がいるだけでも、気は楽になるかもしれませんね。
特に芥川龍之介の作品当時は、正しく診断もされないばかりか、精神疾患にも理解がなく、差別的な扱いを受ける事も少なくなかったでしょうから、オープンに話せる雰囲気ではなかったでしょうねー。
今はそういう意味ではいい時代です。
閃輝暗点の経験がおありですか。
カラーなのは僕と同じですが、白黒の方もいらっしゃるのですね。
そうですね、身近に同じ症状の人がいるだけでも、気は楽になるかもしれませんね。
特に芥川龍之介の作品当時は、正しく診断もされないばかりか、精神疾患にも理解がなく、差別的な扱いを受ける事も少なくなかったでしょうから、オープンに話せる雰囲気ではなかったでしょうねー。
今はそういう意味ではいい時代です。
by hirotakubow
| 2024-04-22 00:34
| ESSAY
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Comments(4)
